おはようございますトヨクニです。今回は久しぶりに読書ネタでございます。本のタイトルは「棄民世代」という衝撃的なネーミングで所謂「就職氷河期世代」とか「ロスジェネ世代」について書かれた本です。「棄民世代」はちょうど一年前に出版された本でこれを書かれた著者の方は以前にも「下流老人」という本も出されており、そちらの方が割と有名なんじゃないですかね?俺は読んだことないですが・・・
内容はというと今まで社会的に放置されてきた就職氷河期世代(年齢的には30代後半から50代前半)の方々が高齢者になった時、日本がどうなってしまうのか?過去の様々なデータを集め、生活困窮者を支援している著者の立場から見てどう考察しているかの本ですね。因みに著者の藤田孝典氏は82年生まれで俺よりも一回り下の方なんですね、就職氷河期世代の最後期型に当たるようなんですが、wikiの履歴を見る限り学校を卒業後にすぐNPO法人なんかを立ち上げているみたいで就職活動をしていたかどうかは分からない。
著者が言うには経済的に困窮している氷河期世代の方々を何もせずこのまま放置しておくと、あと20年位でとんでもない爆弾になりますよ、的な事をおしゃっています。要は将来に絶望して犯罪に走ったり、生活保護に頼る人が増大し財政が圧迫されて更なる増税や今でも問題になっている受給申請をなるべく受け付けないようにする水際作戦が増えるという事なんでしょうね。
まぁこんな事はかなり前から言われていたし、今更になって政府の方も対策に乗り出しているみたいだけどさもう手遅れだと思いますけどね。最近は使われなくなったけど「人生再設計第一世代」とかそんな呼び名を使っていなかったか?具体的にどんな対策打ち出しているのか知らんけどさ、以前から政府側も氷河期世代の問題を認識していたのだろうね。
何も知らずに書くのもアレなんで一応それらしきpdfファイルがあったから軽く読んでみましたけど、アタマ弱いのでイマイチ内容が理解出来ませんでした。要は人材派遣会社を介して対象者を地方の企業や人手不足の業界(介護や建築関連か?)に送り込んだりするって事ですかね?三年間掛けて対象者の半数を就業させるみたいですよ。氷河期世代の人数は1700万人いると言われていてその中でどれだけが対象になるのかは分からないですが少なく見積もっても百万単位はいるんでしょうか?
何にせよもう手遅れでしょうよ。出来る事と言えばこの世代だけ少しでも給付金を支給するか減税くらいか?本の中でも一応対策みたいな事は書かれていたが、まぁ実現するのは不可能でしょうね。個人的には安楽死を認めてほしいのですけどね。どっちにしろ日本の未来は暗そうです・・・
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ノラネコと申します。色々と思うところがありましてこのようなブログを始めてみました。学がないので稚拙な文章ではありますが、内容が伝わってくれれば幸いです_(._.)_
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