船形山城に行ってきた話(城跡巡りFile.42)

三河の城

こんにちはトヨクニです。訪問したのは2017年6月頃だったと思う。その名の通り船形山の頂上に築城された城郭である。

城の所在地が愛知県豊橋市雲谷町。遠景の写真赤丸で囲ってあるところに船形山城が建っていた。この城に行くには船形山の麓にある普門寺という寺の境内にある登山口から入山することになる。そこから登ってゆき中腹にある普門寺旧境内や頂上にある普門寺峠を経て城跡に辿り着ける。

船形山城遠景 赤い丸印の辺り

この時も車で訪問し、今回は普門寺の駐車場に停めさせてもらった。この普門寺は有名なお寺らしくこの日は参拝客で賑わっていた。城巡りの為に山に入ったのは俺だけだったけどな・・・

普門寺の駐車場 ここから歩いて城に向かう

朝8時位に到着したが既に参拝客で混雑気味ではあったが、駐車場が結構な広さなので停めるのは難儀ではないと思う。駐車場内にちょっと古いが普門寺周辺の地図板が立っており、そこに船形山城の位置も記載されていた。

駐車場にあった寺の周辺図 船形山城も記載されていた

船形山の山頂と思うが278mと書いてあるね、これは比高なのか標高だろうか?山登りなんて全然やらんからこの数値にいまいちピンと来ないんだよなぁ

寺門をくぐって境内へ、そのまま真っ直ぐ歩いて行くと本堂への入り口(寺門)があるが、そこは入らずに左に折れてさらに歩いていくと登山口がある。

城までの距離は短いが足場が悪いのでトレッキングシューズは必要かも

山を登ってゆくと中腹あたりに旧本堂の遺構がある。この普門寺なんだけど戦乱期には旧本堂の所にも建物があったらしいのだが、船形山城を巡る戦闘が発生した際に戦火で焼失してしまった。この山登りが俺にはちょっとキツかった。登山に慣れた人や標準的な体力を持っている人なら余裕なんだろうが、運動不足の中年には少々堪えるよ・・・この時にトレッキングシューズを買おうと思ったな。

山の中腹にあるかつての普門寺本堂跡 戦火で焼かれ現在ある場所に再建された

旧本堂からさらに登ってゆくと普門寺峠にたどり着く。この辺りはここで分かれ道になるのだが船形山城へ行くには「葦毛湿原 二川」方面に向かうのが正解である。

因みに反対側の「石巻山 多米峠」の方へ行くと石巻山城に行けるようだな。同じ山城で距離もそんな離れていないが、まさか繋がっているとは思わなかったわ。流石に今回は行く気にはならんかったが・・・散歩動画でこのハイキングコ-スを歩いて城を巡るのも良いかもしれんね。

普門寺峠から尾根沿いにある豊橋自然歩道を二川方面に歩いてしばらくすると、送電線の鉄塔が見えてくる。そこが船形山城の主郭部分になる。峠までの道のりで既に疲弊してたので、ここの歩道がなだらかなのが有難かったよ

んで、少し手前には窪んだ部分があるがここが堀切部分の遺構になるんだそうだ。規模的にはそんなに大きな城ではなさそうだが?

この辺りは窪んでいるが空堀跡なんだろうか?

鉄塔がそびえ立つ主郭部分には土塁らしきものと案内板と標柱が立てられいた。山頂付近にある城郭なんで眺めも良さそうと思っていたが、周辺は木に覆われており叶わなかった。

wikiには船形山城についての情報はない、他のサイトや案内板に記載されている内容によると城郭構造は二城一郭の山城で三河国(愛知県東部)と遠江国(静岡県西部)の国境に築城された監視施設の役割を担っていたらしい。

その為なのか戦乱期には激しい争奪戦が行われ、そのとばっちりで近くにあった普門寺も山ごと全焼の憂き目にあってしまった。。築城年や廃城年についての詳細は分からんが桶狭間の戦い以降に徳川家康がこの地方を平定した頃には役目御免で放棄されたと思われるが?

今回の探索時間は約二時間程度だった。

攻略難易度★★★

ところでさ・・・この時の船形山城の探索でちょっと不思議な体験をしたんだよね。たぶん気のせいだと思うけどさ、その事についてはいつかブログで書いてみようと思う。

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