親孝行・・・分かっちゃいるけど親不孝

OSSANのボヤキ
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こんばんはノラネコです。この会社に再就職してから20年以上経過しました。いわゆるブラックなカンパニーで毎日仕事がキツイです。さっさと辞めてしまいたいという思いが日を追うごとに強くなる今日この頃なんですが、経済的理由の他にもう一つ訳あってその選択ができないのでそれについて書いてみます。

その理由は母に対する後ろめたさがあるからです。母が他界したのはもう17年前の事なんだけど・・・亡くなった原因の一つに俺の素行の悪さがあったんじゃないのかなぁと時々思うことがあります。

その当時は今の会社に就職して3年くらい経っていて既に実家からは離れていたのだけどさ、それ以前(20代の頃)は実家にパラサイトしていて転職や浪費を繰り返したり、果てには今でいうニートだった時もあった。浪費は主に車関係でロクに収入も無いのに400万以上のスポ-ツカ-なんか買ったりしていたなぁ。その頃は確か二年くらいのサイクルで車を買い替えてたし

高校出て働いてからも家にカネは入れず、光熱費はもちろん駐車場代すらも親に払ってもらっていた。就職してから2年くらいで辞めてその後に自動車整備士の専門学校に行ったんだけどその学費も当たり前のように親に出してもらっていた。

卒業してからはとある自動車ディーラーに就職したんだけどパワハラが原因で1年半くらいで退職した。まぁ元々手先が不器用でメカニック向きじゃないと気付いたのも理由なんだけど

その後は職を点々として遂にはニートにまで落ちぶれてしまった。ニート歴は半年程度だったかな?その間は特に就職活動もせず部屋に引きこもってゲームばかりしてたり、それに飽きたらアルバイトと偽ってテキトーに山道をドライブしたり・・・まぁとにかく今まで以上のダメ人間だったわけなんですよ。

俺には二つ下の弟がいるんだが、彼もまた当時はニート(現在は自立)だったんだよね。いわゆるダブルニートってやつですな。因みに父親の職業は団体職員、母親は看護師でもちろん当時も現役で働いておりましたが確か定年間近だったと思います。

今思えばゾッとするような家庭環境ですよね、ここ最近になって「8050問題」というのがクロ-ズアップされておりますが、もしかしたら俺の家庭もこのような状況になっていたのかもしれないのですよ。当時の俺もニート生活に対して特に何も思わずそれを当たり前のように享受しておりました。えぇ、ホントダメ人間ですよ・・・

それらの愚行に対して両親からは特に何も言われなかった。しかし母親亡くなった後に父から聞いた話では「母は内心は心配しつつもいつか自立してくれることを信じていた」とのこと。そう言えば俺が実家を離れると伝えたら母は驚くと同時に喜んでいたような気がする。

しかしその二年後位に母は急逝してしまう。色々と心労がたたっていたのだろう。弟のことがあったのか看護師の仕事は続けてました。父親の方は今も健在で今も短時間のアルバイトをしています。

母が俺ら出来損ない兄弟をどう思っていたのかは今となっては分からないが、最後まで心配していたのは間違いだろう。

そんな事があって親に対する贖罪的な意味でその後もこのブラックカンパニーで20年以上も働き続けることになったんですよ。まぁ実家から離れた以上もう後戻りできない気持ちもあったのですが…

しかしそれもそろそろ限界に近付きつつある。年齢的にもうこの仕事は無理なんだろうね。ここ最近になって体力(ついでに頭の方も)の衰えが顕著になってきたし、どう頑張ってもあと2~3年が限度だと思う。特に足腰が弱ってきているんですよね、とても両親みたいに定年まで働けそうにない

それにしても俺ってヤツは離婚はするし仕事は続かないしでホントに出来損ないだよな・・・因みにアイキャッチ画像は母が亡くなる前に旅行先で購入した盆提灯です。形見というヤツですな。

点灯時はこんな感じです

まぁ嘆いていても仕方ないので健康管理をしっかりやりつつ一日でも長く働けるようにしたいです。無駄な足掻きかもしれませんが・・・

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