過去の暗い記憶集(その1)

おはようございますトヨクニです。昨今8050問題や中高年ニ-ト?についての話題がちょくちょく色んな方面で出てくるような気がするのだが、俺に限って言えば今の所はこれらには該当していない。

ただ俺もいつ失職するか病気になるかも知れんし、親の健康状態も不安なんで今後の状況によっては俺もああなってしまうかも…今の所は可能性は低いけどさ

俺は過去に何度か社会のレールから外れた事もあり、一歩間違えたら8050問題の当事者になっていたかも知れんのよ。そんな訳で20年位前に俺がニートだった頃の事を書いてみようかと思う。

この時は確か26、7才だったかな?ここまでを軽く振り返ると高校卒業してから就職したり、辞めてから専門学校行ってまた就職してまた辞めたりと、まぁとにかく働いてもあまり長続きしなかったんだな。

んで、最終的にはニートにまで落ちぶれた訳なんだが…やる事もなくて最初は部屋に引きこもってTVゲームに没頭したり、それに飽きると今度は平日の昼間から当てもなく遠出したり山道を車で走り回っていたかな?

因みにこの頃乗ってた車はカローラであまり整備もせずかなり薄汚れていたな。車内も荷物が散乱していたし傍から見れば車上生活者と思われていたかもしれん…

普段の食事も昼間はファーストフードや菓子類、炭酸飲料を大量に摂取してたし、飲酒や喫煙もやっていた。まぁとにかく荒んだ生活を送っていた。好物はもちろんポテチでコ-ラの2L入りなんか文字通りがぶ飲みしていたな、今じゃ考えられんが。あぁそう言えば痛風もこの頃から患い始めたんだっけな。

その当時、俺は実家に寄生しており両親も健在だったのだが、無職だったことに関しては特に何も言われなかった。それを良いことにロクに就職活動もせずグダグダな毎日を過ごしていたんだな。

その頃にはまぁまぁ付き合いのあった友人とも疎遠になり、食っちゃ寝ばかりなんで体重も増えたなぁ。そんな何の生産性もない生活をおよそ半年続けていたのだが、ある出来事をキッカケにそれも終止符を打つことになる。

いつものように平日早朝から車で出掛け、適当にドライブし夕方頃に家に戻ると、当時看護師やってた母親がその日は非番で家事をやっていたんだよね。既に老境に差し掛かった年齢でリウマチなどを患っていたんだけど、その衰えつつ身体で洗濯物入ったカゴを抱えて少し辛そうに階段昇る姿を見て何もせずにフラフラしている自分が恥ずかしくなってしまったんだ。

加えて俺には二つ下の弟も居たんだが、その弟も当時はニ-トで所謂ダブルニ-トってヤツだよね。その時になってこのままでは未来が無いとようやく自覚してまた就職活動を始めたのさ。まぁその後も色々あって何とか今の会社に落ち着いた訳なんだがね。

実家に居続ければまたその環境に甘えてニ-トになってしまうと思い、30歳にもなってようやく独り暮らしも始め、結婚もできて家やある程度の資産も持てた。子供は出来なかったけどさ・・・因みに弟の方もその後、脱ニ-トして働いているよ。親父から聞いた話では俺が自立したことに衝撃を受け、彼もまた自分から動いてニ-トから脱却したらしい。

もしあのままグダグダとニ-ト生活を続けていたら一体どうなっていたのだろうか?考えるまでもないけど間違いなく家計は破綻していただろう。もしかしたら中高年ニ-トを題材にしたノンフィクション番組のネタにされていたのかも知れないね。

俺はブログでよく仕事の愚痴をこぼしているのだが、基本的には今の生活には大きな不満はないし(不安はあるけど)少なくとも経済的には恵まれている方だと思っている。あの時、動いたからこそ今の自分があると思っているよ。あとそれとこんなボンクラを見捨てずに支援してくれた両親には本当に感謝しかないですよ。

にほんブログ村 その他日記ブログ 底辺男日記へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました