赤岩城に行ってきた話(城跡巡りFile.23)

尾張の城

こんにちはトヨクニです。今回は2020年4月に訪問した赤岩城(あかいわじょう)について書いてみようと思う。この辺りは山が連なっており三河と遠江の国境ということもあってここ以外にも周辺に山城がいくつかあり、この赤岩城もその一つである。

 

書籍「愛知の山城ベスト50」によると赤岩城が築城されたのは天文年間と書いてあるが城に関する詳細な記録はないらしくハッキリした事は分からない。別のサイトの情報によると城主が牧野氏という事でこの近くにある吉田城の詰め城ではないかと書かれているが、もしそうなら永禄末期から本格的に始まった武田・徳川の戦争にも巻き込まれたのだろうか?何にせよ現時点では詳細は不明なので後世のさらなる調査に期待しかないだろうな

赤岩城遠景

場所は愛知県豊橋市多米町にある「赤岩寺」の裏山にあり、現在は山林になっている。この時も車で訪問し、赤岩寺の駐車場に停めさせてもらった。寺の裏手に登山口があったのでそこから入山するとすぐに山の中腹辺りまで続く長い石段にぶち当たる。

寺の裏手にある城へ向かう階段

迂回路もあるらしいが俺はそこを登って上を目指した。獣道ではないが傾斜がきついので足腰の弱い方にはちょっと厳しいかも知れん、中腹まで辿り着くとそこは遊歩道になっており少し歩くと柵で囲まれた大きな穴があったが、これは井戸跡なんだろうか?かなり深そうな感じだがこの穴については何も分からない。

遊歩道脇にある大穴 井戸跡か?

そこから少し先にさらに上へ登る階段があり、その先に赤岩城があるのだが途中に分かれ道があり、片方は何かの祠が建っていた。そこからの町の眺めは良かったが城とは関係なさそうなので構わず登ってゆくと赤岩城らしき場所に辿り着くことが出来た。

この辺りが曲輪部分のようだ

そこは南側の曲輪跡のようでコンクリート造のベンチやテーブルなどが設置されてあったので現在は公園なんだろうか?そこから主郭方面に進んで行くと小高い丘がありそこが土塁のようである。高さは4、5メ-トルはあろうか?書籍やネットに書いてある通り、かなり規模の大きい土塁で登るのに少し苦労した。

土塁址

その先には巨大な空堀が待ち構えていた。こちらも深さは数メートル以上はあるのだろう、ココを降りるのにも苦労したよ。この土塁や空堀を見て思ったのが他の方も指摘している通り、城の規模の割に不釣り合いな大きさだなぁと感じた。てか、あの山の中でどんだけの労力を使って作り上げたのだろうか・・・

その先は主郭部分だと思われるが、残念ながらその辺りは木々に覆われておりそれらしき痕跡は見当たらなかった。後で分かったのだが城の横にも別の遊歩道が敷設されていたので帰りはそこを通ってきたが側面から堀切や土塁を見ることができるので改めて(城の大きさに比べ)その巨大さに驚かされる。そんな訳で・・・

攻略難易度★★

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